022897 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

「のんき猫」の気まぐれ日記。

猫の習性と体

猫の習性と体


猫のこれから飼おうという人、また飼っている人は、猫の体や習性を知っておきましょう!

猫の習性

猫は一般的に以下のような習性があります。

1)猫は単独で行動するので、自主性が強く、基本的に人の言いなりになりません。
2)猫は集団生活が苦手で、独立して生きます。
3)猫は肉食で待ち伏せ型の狩猟性があり、待つ事が上手のようです。
4)猫は食べ物に強い執着を示し、同じものにはあきやすいです。
5)猫は犬と比べて夜行性の動物です。
6)猫は縄張りを持つために、尿のスプレーや爪とぎなどでマーキングをします。
7)猫はきれい好きで、自分の体をなめ、グルーミング(毛づくろい)をします。
  体をぬらすことは体温調節にもなっています。



猫のひげ

猫が犬と違うところは、触覚が大変優れているところです。
その一つがひげで、毛の根にあたるところは、
特別な仕組みの大きな袋になっていて、たくさんの神経に囲まれています。

猫のひげが固く、丈夫で長いのは、毛の根元の神経がほんの少し、
物に触れただけでもすぐわかるようになっています。

猫のひげは暗いところ、狭いところを歩く時はもちろん、
猫自身の運動感覚にも大切な役目を果たしています。
そのため猫のひげを切ってはいけません。



猫の運動神経

猫の体は骨だけではなく、体の表面、内側の筋肉も他の動物よりもやわらかいです。
おなかや胸の壁もうすく、しなやかに伸び縮みでき、
内臓も体の動きやねじれなどに従って、かなり自由に位置が変わり、
体の動きが内臓をいためないようになっています。

また、猫は感覚が大変すぐれているように、神経も大変よく発達していて、
やわらかい体を機敏に自由に動かすことができます。

そのため猫は、屋根や木から落ちても、空中で身をひるがえして、
足を下にして地面に立つことができるので、
簡単には体を強く打ったり、頭を打ったりすることがないようです。



猫の皮膚

猫の皮膚は薄くて、しかもたいへん丈夫です。
そして犬など他の動物と比べても、皮膚の伸び縮みが自由で
しかも、皮膚に余裕があります。

特に首のまわりは皮膚がよく伸び、しかも自由に移動でき、
痛みや苦しみを比較的感じにくい部分になっています。

またオス猫は2歳をすぎると、首のうしろや体の上側の皮膚が分厚く丈夫になってきます。



猫の目

犬の感覚は、鼻、耳、目の順に優れていますが、
猫は、目、耳、触覚の順にすぐれています。

猫の目は、瞳孔(黒目の中が大きくなったり小さくなったりする部分)が
犬や人間と違って、目を閉じたときには縦に細くなり、
暗いところでは黒目いっぱいに丸く広げることができます。

また、猫は体の大きさに比べて、目が大きくしかも黒目が大きいことも
猫の目の特長です。
従って、猫は、上下を広く見通すことが得意で、
小さいものや少し動くようなものでも、決して見のがすことはありません。

それに、物の距離や高さなども正確にみることができます。
そのため、飛んでいる小さな虫や鳥でも上手に捕まえることが出来ます。
また、猫は、暗やみの中でもはっきりと物を見ることができます。
それは目の奥の細膜のうしろにある、わずかな光もよく集める反射板が発達していて、
光の刺激を十分に受けるにとができるからです。
このため、猫の目が、夜、光って見えるのは、目の奥の反射板が光って見えるからです。

ただし、猫は目は犬と同じように、色の区別がまったくわかりません。



猫の耳

犬はたいへん耳がよいと言われていますが、
猫は、この犬の耳よりももっと性能がいいです。

人間には聞くことのできない超音波はもちろん、
犬にも区別できないような音でも正確に聞きわけることができるのです。

それは、
1)音の出ている方向
2)音の出ている場所
3)音の出ている距離
などをさらにくわしく知る能力が猫には備わっているからです。

そのため、猫は音の出る方向や距離が正しくわかり、高いところでも、
木の上でも身がるに登り降りできます。

また、猫はネズミの動く音がどこでしているのか、
そこまではどれくらいの距離があるのか、どちらの方向に進んでいるのかなど、
正しく聞きとることができるので、
暗やみの中でも猫はネズミを上手に捕まえることができます。



猫の鼻

猫の鼻は、犬に比べるとたいへん劣っています。
においをかぎわける能力は人間と比べてもあまり大きな差がないと考えられています。

そのため、犬のように、遠くはなれたものや見えないところにあるもの、
他の動物が残したかすかな臭いまではかぎわけることはできません。



猫の歯

猫の歯は、犬よりも歯の数は少ないです。
猫は門歯が12本で犬と同じですが、犬歯が上下4本、前臼歯は上あごに左右6本、
下あごの左右に4本、大臼歯は上下で4本、計30本と犬よりも12本も少ないのです。

これはトラやライオンのようなネコ属はみな同じです。

ネコの歯はイヌよりも少ないにもかかわらず、臼歯は細くうすくて、
鋭いノコギリの歯のようになっていますし、門歯もイヌほど大きくありません。

猫は犬よりも歯の数が少ないために、あごが短かく、
分厚い咬筋が発達していますので、顔がそれだけ丸くみえるのです。



猫の舌

猫の舌は、表面がたくさんのかたいトゲのようなものが並んで生えていて、
ザラザラしています。

これらのトゲのようなものは、口の奥の方に先をむけて生えています。
もちろん、これはトゲといっても、舌の表の細胞が変化して出来たものです。

猫はこのような舌をもっているので、食べ物や骨などから、
肉や油をきれいになめとってしまうことができるのです。



猫の爪

よく猫が爪を研ぐといいますが、これは爪を新しくしているのです。
同じ猫の爪でも前足と後足が違っています。

後足の爪は、前足のものとは違っていて、太く曲がり方も少しゆるくなっていて、
先も前足ほどするどくありません。

これはいつも体重をささえたり、走るときに
地面や床を強くけったりするのに都合がいいように、
使っているうちに変化してしまうようです。
ですからネコの後足の爪をみれば、おおよその年齢がわかるほどです。

猫の爪の数は前足が5本、後足は4本です。
猫が爪を使うときは、できるだけ足を開いて爪をむきだします。
これは目標をまわりからとり囲むように、ツメをむかい合わせるためです。

また、猫が敵と戦うときは、爪をいっぱいに広げて叩きつけます。
そして、自分の体を守るときは、あおむけになって4本の足をむけて、
全部の爪を広げて敵を防ぎます。


© Rakuten Group, Inc.
X